八の十五 内部仕上げの調査項目について


P569 内部は全ての部屋を調査して、目視で見つけた内容を全てチェックするようにしてください。


P570 床の間の形式や各部の名称は事前に覚えておきましょう。参考ページP180〜


P570 調査項目の選択肢の中で、そのままで使用可能である。一部補修程度で使用可能である。改装が必要ですなどの質問が出て来ます。以後もこのような質問が出てくれば、鑑定士自らの主観で判定を行ってください。床の間は改修の際にも現状のまま出来る限り残し、壁などを塗り替えるのが多い改修方法です。それだけ所有者のこだわりの部位でもあります。


P574 障子は組子が素組ではなく面落ちか組手腰である(ただし茶室の組子は素組である)。実技講習時にもこの部分の質問が多く聞かれました。本書にイラストで示していますので確認してみてください。


P575 内法材はそのままでほぼ使用可能である。コマなどの消耗部品の交換程度でほぼ全ての建具が利用可能な場合にこの項目にチェックをする。


内法材は一部交換が必要である。複数箇所交換が必要な場合にこの項目にチェックする。
内法材は使用できない。概ね内法箇所の30%程度以上が交換が必要な場合にこの項目にチェックする。


P567 壁仕上げはやりかえる必要がある。部屋数の40%以上やり変える必要が有る場合にチェックすします。


壁仕上げは下地からやりかえる必要がある。部屋数の40%以上で一部は下地からやりかえる必要が有る場合にチェックします。