巻の弐 環境問題


弐の一 地球温暖化


P75 地球温暖化の原因は二酸化炭素やメタン、フロンガスなどの温室効果ガスによって発生し、地球温暖化の原因としては石炭や石油などの化石燃料を燃やした際に出る二酸化炭素の影響がもっとも大きいとされ、ここ100年で人口が約4倍に増え、二酸化炭素濃度は18世紀に比べて約30倍に増加した事がおおきな要因だと考えられる。


IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の2011年報告書によると、地球平均の地上気温は20世紀中に約0.6℃上昇し、それに伴い海面水位が平均10~20cmも上昇したそうで、将来の予測をすると、地球平均地上気温の上昇幅は最大で5.8℃と予測され、北半球高緯度のほとんどの陸地は、特に冬場において過去1万年間に観測されたことがないほどの大きさで急速に温暖化する可能性が高いとされています。


地球温暖化を抑えるには、

 

様々な分野におけるエネルギー効率の改善 


再生可能エネルギーや原子力などの低排出エネルギー源の利用 


二酸化炭素の回収や貯留 バイオマスエネルギーの利用と森林の活用

 

などの施策が必要と報告書は締めくくられています。