雪と氷柱の対処法

ジャパトラ.comに古民家に住もうとされている方向けのQ&Aをアップしていますが、雪について雑学を…

 

 

Q.雪おろしは初めて…気をつけることはありますか?

 

A.屋根に登っての雪おろしは、あまりたくさん積もらないうちに行いましょう。雪が多いと屋根に上った際、屋根の端が判らず転落の危険性もあります。雪と一緒に滑落したり、落ちてきた雪に埋まってしまい抜け出せなくなる事故も起きていますので、気をつけましょう。

 

 

Q.雪って、そんなに重いの?

 

A.雪と言えばふわふわした軽いものに思えますが、元々は水から出来たもの。まとまると結構な重さになります。雪おろしをしないままにしていると、雪の重みに建物が耐えられなくなる危険性もあります。

雪と古民家1立米(1m×1m×1mのサイコロ)あたり、

降ったばかりのふわふわの新雪で50〜150kg

降り積もりやや硬くなった雪で150〜250kg

氷つぶのようにざらざらした雪なら300〜500kgにもなるのです。

 

Q.氷柱(つらら)ができているけれど、放っておいて大丈夫?

 

A.氷柱は放っておくとどんどん長く、それにつれて細く折れやすくなり危険です。

氷柱の落下による通行人の怪我、下にある物の破損等の恐れが考えられます。

雨樋の変形の恐れもありますので、早めに取り除きましょう。

 

 

Q.自分の家の屋根に出来た氷柱が落ちて、隣の家の車に傷がついた!弁償しなければいけないの?

 

古民家博士A.答えはYESです。

氷柱の落下によって予測できる全ての危険に対しては、家主の責任になります。

氷柱が大きくなる前に取り除くか、受け具やガード版などを設置しておきましょう。