P210 木材の含水率についてJAS法が改正され自然乾燥材30%が規定されましたのでその項目を記載しました。
乾燥処理については、人工乾燥処理と天然乾燥処理の種類があり、製材のJAS規格において、人工乾燥処理は、人工乾燥処理装置によって人為的及び強制的に温湿度等の管理を行うこと、また、天然乾燥処理は、人為的及び強制的に温湿度を調整することなく適切な管理のもと、一定期間桟積み等を行うことと定義されています。
含水率の基準については、人工乾燥処理製材の含水率の基準は、表1のとおり温湿度環境に対応した平衡含水率(おおよそ10~20%)が品目毎に定められており、天然乾燥処理製材の含水率の基準は、表2のとおり乾燥していない生材状態から、材が収縮しはじめる含水率30%以下と定められています。
表1 人工乾燥処理製材の含水率基準
表2 天然乾燥処理製材の含水率基準
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